居住中の内覧!売主がすべきことや内覧の流れを紹介

戸建てから戸建ての住み替えで、築6年の建売住宅を売却し、積水ハウスで注文住宅を建てました。
新居の引き渡し半年前に売却に向けて動き始め、物件情報の掲載をスタート。

掲載から1ヶ月で内覧予約が入りました。
売却まで3件の内覧を経験しました。

今回は、居住中に住宅を売却する際の内覧の流れについてご紹介。
売主として気をつけたポイント、すべきこともまとめました。

申し込みの入り方や当日の流れについて、気になる方はチェックしてくださいね。

結論!居住中の内覧は大変だけど売りやすい

内覧対応まで終えて、一言でまとめると「居住中の内覧は大変」。

我が家の場合、内覧希望の連絡も急に来て、仮申込も当日中に入ったので止まる暇がありませんでした(笑)

ですが、空室ではできないメリットもあることが分かりました。

メリット1:実際に住んでいるイメージが湧きやすい

我が家の住宅情報をネットで見た際、ライバル物件である近隣の中古戸建て物件も調査しました。

空室物件の写真を見たときに、個人的に感じたことは以下です。

  • 部屋の広さがわからない
    家具がない状態の写真だと、置いた後の広さのイメージができない。
  • 生活スタイルがイメージしづらい
    テレビ、ソファ、テーブル、ベッドなどの大型家具の配置のイメージができない。

家具がある居住中の物件だからこそ、実際の広さや生活スタイルのイメージが写真を見るだけでできる、と言うのは強みだと思いました。

我が家は2歳と1歳の子供がいます。内覧された方が赤ちゃん連れ夫婦だったのですが、階段など安全面で気をつける場所や、おもちゃの配置場所など具体的にイメージが付きやすかったようです。

メリット2:周辺情報を住人目線でアピールできる

空室物件の場合、内覧対応をするのは不動産会社の営業の方です。
物件自体については詳しいかもしれません。
しかし、当然ですが住んだことがないので、周辺環境まで説明するのは難しいです。

今回内覧をされた方は、賃貸物件に住む赤ちゃん連れ夫婦でした。
同じような家族構成だったこともあり、具体的な質問にも答えやすかったです。

  • バス通勤しやすいか?
  • 子育てしやすい環境か?
  • スーパーやドラッグストアは?
  • ゴミ捨て場はどこ?何時回収?
  • ご近所付き合いは?トラブルはある?
  • 自治会の年会費は?集まりはある?

特にご近所さんの情報は気になるところですよね。
実際に住まないと分からないことを直接話せるのは、売主買主双方にとってメリットだと感じます。

内覧の流れ

内覧申し込みが入ってから、内覧当日までの流れをご紹介します。
居住中の物件情報を掲載する際の流れについては、こちらの記事をご参考くださいね。

内覧日程調整

我が家が契約した不動産メーカーは、LINEでのやり取りでした。
物件情報を掲載して1ヶ月、お気に入り登録はあるものの問い合わせはゼロ。

そんなある日突然、メッセージが来ました。

本日内覧をしたいとお客様から連絡がありました。
ご都合いかがでしょうか?

(心の声)
初の内覧希望だ!やったー!
・・・って、あれ?今日!?無理!w
これって普通なのかな・・・

(返信)
さすがに当日の内覧は厳しいので、いくつか候補日をいただけますでしょうか?
こちらの都合が良い日は、今月だと以下日程です。
・⚪︎日、⚪︎日 終日

・⚪︎日 午前中
・⚪︎日 午後

連休をまたいだこともあったのか、返信は途絶えました。
その10日後・・・

お客様のご案内ですが、急遽明日の⚪︎時はいかがでしょうか?

(心の声)
え、また急な連絡!?
お客さんの連絡が急なのか分からないけど、これは業界では普通なの?
営業にもお客さんにも不信感・・・断りたい・・・
まあ一発目の内覧だし、練習だと思って頑張るか!

(返信)
かなり急ですね。クローゼットなど見せられないところもありますが、大丈夫ですか?

先になる予定でしたが、急遽明日見たいとご希望がありました。
申し訳ございません。
可能な範囲でご準備いただけると助かります。

内覧日程が決まったものの、正直不安しかありませんでした。

この後担当者に電話して、詳細を確認しました。

不動産業界では、当日や近日中の内覧は割とあることらしいです。
売主側としては初の内覧対応だったので、事前にフォローが欲しいと思いました。
気になることはこちらから聞く姿勢で臨んだ方が良さそうです。

当日までの準備

と言うことで、我が家では前日の夜に内覧日時が確定しました。
内覧スタートまで24時間もありません。

今日の夜しか掃除できない・・
でも売れるか売れないかの大事な1日!
やることはやっておこう!

幸いなことに、元々物がそこまで多くない家だったので、見せたくないものはWICにしまいました。

  • 洗濯物
  • タオルのストックなど生活感がでるもの

時間が限られた中で重点的に掃除をした場所。

  • トイレ、お風呂、キッチンなどの水回り
  • 窓ガラス、窓の桟(さん)
  • 子供部屋クローゼット
  • キッチン棚
  • 玄関靴箱&クローゼット
  • 玄関外アプローチ

日頃から掃除、整理整頓を心がけておくことをおすすめします。

内覧対応

内覧当日。
営業1人+内覧希望の家族(夫婦2人、赤ちゃん)で来ました。

営業の方が誘導しながら内覧が進みました。

駐車場、庭などの外観を見た後、中に入ります。

見る場所ですが、事前に営業の方に確認したところ、

クローゼットや収納なども含め、全部見せる方もいます。

とのことでした。

収納スペースで見せたのは、クローゼット2ヶ所だけにしました。
見られたくないところは売主側で決められるので、安心しました!

内覧当日までに余裕があれば、クローゼットの中も綺麗にしておくと良いかもしれません。
無理のない範囲でお片付けしましょう。

内覧中の対応ですが、家の基本的な説明は営業の方がやってくれます。
全員が一緒に移動しながら見ていくという様子でした。


時々私にも話題を振ってくれるので、都度答えていましたよ。

売主がアピールしたいところがあれば、どんどん話すのもOKだと思います。

家の内覧後、最後にゴミ置き場も確認したいとのことで、その場で立ち会いは終わりました。

居住中物件の書類

内覧が終わってから数時間後。
営業の方よりお電話がありました。

先ほどのご家族ですが、前向きに検討したいとのことです。
物件の間取りを詳しく見たいとのことで、図面をお借りできますか?

内覧当日に、住宅ローン審査の希望が入ったそうです。

今後詳細の話を詰めていくとのことで、自宅の図面や性能評価書類のコピーを取っていました。

気をつけたこと

初の内覧対応を終えて、今回気をつけたことをまとめました。

生活感を出しすぎない

居住中の内覧のメリットは、具体的に生活するイメージが湧きやすいこと。
ですが、生活感を出しすぎるとデメリットになります。

  • 汚れたものは置かない
  • 洗濯物は干しっぱなしにしない
  • 物がたくさん置いてある

大きな家具家電以外はなるべく片付けるように気をつけました。

掃除は日頃から行っておく

内覧予約は、突然来ます。

いつ来ても大丈夫なように、日頃から掃除をしておくことをおすすめします!

毎日お掃除ロボットを使っています。
急な来客でも、日常のお掃除はできていたのでどうにかなりました!

部屋の匂いに注意

他人の柔軟剤はよく香るのに、自分は無臭に感じた経験はありませんか?
自宅は毎日いる場所なので、自分はどんな匂いか気づきません。

第一印象は「香り」です。
ルームフレグランスやアロマディフューザーを使って、好印象な自宅にしましょう。

赤ちゃんがいると強い香りはNGなことも。
適度に香り付けするのが◎

音楽をかけておく

シーンとしたお部屋だと、自分も相手も緊張しがち。
Youtubeで音楽を再生していました。

話しやすいよう、大きすぎず適度なボリュームが◎

室温を快適にしておく

特に夏や冬は注意。
室温が快適でないと「この家は暑い(寒い)」と印象がつくことも考えられます。

1時間前には全部屋のエアコンをつけ、快適な室温になるよう気をつけました。

換気をする場合は、余裕を持って行いましょう。

居住中の内覧に関するよくある質問

居住中の内覧に関するよくある質問をまとめました。
売主目線で感じたことも書いたので、ご参考ください。

マナーや服装は?

売主側も買主側も、一般的に失礼と思われる質問を避ければ、そこまでマナーは気にしなくても良いと思います。

服装については、家中を移動するのでカジュアルな服装でOKです。

内覧に来た方も普段通りの服装でした。

手土産はいる?

必要ないです。
移動が多いので、荷物は少なめの方が便利そうです。

内覧にかかる時間は?

今回は30分程度でした。
細かい部分も見ると、長くて1時間程度だと思います。

スリッパは持参?

今回は自宅の来客用スリッパを使いました。
会社によっては準備してくれるところもあるかもしれません。
事前に確認しておきましょう。

ちなみに今回の売却は一般媒介契約です。
契約したもう1社の方は、毎回使い捨てスリッパを持参しています。

子連れでも大丈夫?

大丈夫です。
今回は赤ちゃん連れで、ママが抱っこ紐をつけて抱っこしていましたよ。

個人的には、部屋中のものを勝手に触ったりしなければ、お子さん連れのご家族での見学もOKです。

お子さんの人数が多い場合は、スリッパの準備が大変なので、スリッパをご持参いただけると助かります。

中には「大人数では来ないでほしい」と言う売主さんもいるかもしれないので、都度確認するのが良さそうです。

まとめ

居住中に住宅を売却する際の内覧の流れについてご紹介しました。

これから居住中の内覧を控えている方の参考になれば嬉しいです。

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