我が家は積水ハウスの軽量鉄骨住宅イズ・ロイエで注文住宅を建てました。
建築条件付きの土地を購入しています。
今回は、積水ハウスで注文住宅を建てる場合の、間取り設備打ち合わせの大まかな流れについて解説。
積水ハウスの良い・悪い口コミ、打ち合わせ中に感じたことや、体験談も合わせてご紹介します。
積水ハウスの間取り設備打ち合わせはどんな感じ?
我が家は、積水ハウスの建築条件付きの土地を購入するところから始まります。
土地の申し込みをしてから、外構以外の間取り確定まで約2ヶ月半でした。
建築条件付き土地とは、文字通り「条件」がついた土地のこと。
購入した土地は「契約後3ヶ月以内に、積水ハウスで建築すること」が条件でした。
打ち合わせ回数は12回
土地申し込み後、インテリアなど細かい設備まで確定した打ち合わせの回数を数えると12回でした。

1回2時間、週1〜2回のペースでした。
決め事が多い回だと、長くて3時間かかりました。
1〜3回目:間取り
仮契約前に大まかに決めていた間取りを、細かく詰めていきます。
我が家はありがたいことに、契約前から設計士の方が営業の方に同行されていました。
さらに、その設計士の方はチーフアーキテクトだったんです!
チーフアーキテクトとは、積水ハウスの設計士の中でも上位約8%の選ばれた方のみ持つ資格。
契約時は言葉すら知りませんでしたが、後々調べて驚きました。
4〜8回目:室内設備
室内設備とは、以下のような設備を指します。
- キッチン
- お風呂
- トイレ
- 洗面所
- 窓
- 室内ドア
- 階段
- クローゼット
営業の方も同席のもと、設計士さんメインで打ち合わせを行いました。
キッチン、お風呂、トイレ、洗面はメーカーのショールームに何度も行きました。
一番金額が大きいキッチンは悩むところも多いので、早めに行くことをおすすめします。
9〜11回目:インテリア
インテリアとは、主に以下のことを指します。
- 壁紙
- タイル
- 床
- カーテン
- 照明
ここからは、メインは設計士さんではなく、インテリアコーディネーターの方と相談していきます。
テンポよく進むので、イメージを具体的に持って打ち合わせに臨みましょう。
Room clipやPinterest、Youtubeをよく見ていました。
12回目:全体最終確認
決めた設備やインテリアに間違いがないか、図面と仕様書を見ながら最終確認をします。
この時に細かな仕様の変更希望があれば伝えることもできました。
間取りなど役所に提出する書類関係で変更ができない点はありますが、細かい部分の変更はできる可能性があります。
最後まで気になるところがないか、確認しながら進めました。

一番時間がかかったのは、前半の間取り打ち合わせ&室内設備。
何度も設計士さんに細かいわがままを言っていた私・・ごめんなさい!笑
でも、積水ハウスでは細かい点まで色々相談に乗ってくれたので不満はゼロです。
積水ハウス打ち合わせで良かった点
積水ハウスで注文住宅を建てて良かった点は以下の通りです。
デザイン性が高い
有名な住宅メーカーは他にもありますが、積水ハウスはダントツでデザイン性が高かったです。
我が家は和モダン・木の温もり・シンプルと雰囲気が好きだったので、積水ハウスがあっていました。

似たデザインだと住友林業もありますが、木造だったので検討しませんでした。
また、積水ハウスの強みといえばやはりチーフアーキテクト制度です。
間取りやデザインを細部までこだわりたい、という方には向いています。

我が家は Youtubeの住宅動画を見過ぎたのか、細かいところまでこだわりました。
納得のいくお家作りは、積水ハウスじゃないとできなかったと断言できます!
標準仕様の品質が良い
打ち合わせをする中で気づいたのですが、積水ハウスは標準仕様で扱う物の品質・デザインが良いです。
設備等の品番はオリジナルのため、メーカー名は直接書かれていませんが、採用した品番をネットで検索すると、有名メーカーの物であることが多かったです。

床材の朝日ウッドテック、インテリアのサンゲツ、リリカラ、KAWAJUN、など、注文住宅を建てる方は聞いたことがあるメーカーを採用しています。
他社で注文住宅を建てた知人から聞いた話だと、とあるメーカーのキッチンは一番下のランクが標準価格で入れることができるもののようでした。積水ハウスでは、真ん中のランクのものを標準で入れることができます。
対応が早い
我が家が積水ハウスに決めた理由のひとつは、担当者の対応が早いことです。
他社メーカーでも検討を進めていましたが、積水ハウスの方がテンポが早く、メールの返信も早かったです。

契約前からチーフアーキテクトの方が同席して図面を書いてくれました。
他社の図面に魅力を感じさせないようにする作戦だったかもしれません(笑)
人生で一番高い買い物でもある住宅。
対応が早い方だと安心してお任せできる、という気持ちになりました。
積水ハウス打ち合わせで気になった点
積水ハウスで注文住宅を建てて気になった点は以下の通りです。
細かいお金の話は聞かないと出てこない
これは担当の方にもよるかもしれませんが、金額の話はあまり出しません。
特にキッチンや床、壁など大きく面積を占める設備の打ち合わせでは、仕様によって大きく差が出ます。
都度こちらから差額を確認していました。

毎回見積書は頂きますが、ざっくりした金額でしか書かれていなかったため不安でした。
気になることはそのままにせず都度確認して、不安を解消することをおすすめします。
複数人関わるので情報が漏れていることがある
積水ハウスだけでないと思いますが、住宅を建てる時は多くの人が関わります。
そのため、情報が漏れていることがありました。
我が家では、お互いに言った言わない問題にならないよう、打ち合わせまでに変更点など質問をまとめたメールを必ず送っていました。

施主側も、文字に起こすことで内容を整理できるのでおすすめです。
金額が高い
積水ハウスといえば、金額が高いことで有名ではないでしょうか。
聞いた話によると、地元の住宅メーカーの倍くらいするとか・・・
とにかくコストを抑えたい、という方には積水ハウスは向いていません。

良かった点でも触れたように、積水ハウスは高い理由があります。
提案力、デザイン力は業界トップだと思います。
積水ハウスの良い口コミや評判
積水ハウスの良い口コミや評判を調べてみました。
素晴らしい
色々と検討したが、別格でした。
https://minhyo.jp/sekisuihouse?sort=high#review-pre-areaの口コミより
木造メーカーの家には寿命があり、維持するのが大変そうな印象でしたが、ここは、構造面、性能面、アフター面など全ての面において頭ひとつ抜けている。
今、ローコストメーカーや中堅メーカーで建築しているひとは後々維持するのに苦労しそう、、、
分野別に細かく比較する事がポイントだと思いました。
営業のひとも他社批判などは一切せず、人格も素晴らしかった。選んで良かったです。

ローコストメーカーには安い理由があると思います。
Youtubeで検索した動画などを見ると、設計や施工に不満が多いようでした。
設計を個人事業主に高額で依頼したり、管理費や光熱費で後々お金がかかるのなら、安く建てても意味がないです。
積水ハウスは手間もお金も後々かかることは少ないように感じます。
何度も設計図を書き直し
すでに住友林業で建てていた知人がいて、木のいい匂いがたまらなかったので、木造にしたいと住宅展示場を見に行きました。その中で気になったのは住友林業、積水ハウス、三井ホームでした。住友林業と三井ホームは値段が高く交渉も難しかったです。積水ハウスは太陽光や床暖房、電動シャッターなど役に立ちそうな提案をたくさんしてくれて、自分たちの希望をしっかり取り入れてくれて予算の範囲内におさまるように何度も設計図を書き直してくれました。だからといって手を抜いたりせず、たくさんの職人さんたちできれいに仕上げてくれました。現場監督さんがとてもしっかりした方で細やかにメンテナンスしてくれたのがよかったと思います。インテリアコーディネーターさんは家具などが部屋に合うように一緒に見に行ってくれました。建てた後も困ったことがあったらすぐに来てくれるので大満足です。
https://minhyo.jp/sekisuihouse?sort=high#review-pre-areaの口コミより
積水ハウスのアフターは最高
10年前に積水ハウスの家を建てました、値段高かったけど、性能とテザインを大変満足しています。10数年経ちましたが、積水ハウスのアフターサービスはずっと続けて貰っています。とんな事があっても、すぐ飛んで来て、厚いアフターサービスは凄く感心しています。積水ハウスに建てられて、本当によかった。
https://minhyo.jp/sekisuihouse?sort=high#review-pre-areaの口コミより
積水ハウスの気になる口コミや評判
積水ハウスの気になる口コミや評判を調べてみました。
失礼な営業態度
スムサイトに掲載の中古物件の内覧後に、リフォームを検討したいので、見積もりを出してくれといったら、作成して送付するといったが、その翌日、別に買いたいと言っている人がいるから、急ぎ銀行ローン審査だけ受けてくれとせっつかれ、見積書は?といったが、無視。その後、連絡なし。とにかく早く買ってくれる人に売りつけるといった感じで、失礼な態度で営業をするハウスメーカーという印象。
https://minhyo.jp/sekisuihouse?sort=high#review-pre-areaの口コミより

営業態度が失礼と思ったことはないですが、契約を急かされたように感じた事はあります。
我が家の場合、他に購入を希望する方がいたため、手付金についての連絡がありました。
ちなみに、他社の土地も検討していましたが、先着順とのことで、事前連絡なく売れてしまったことがあります。
連絡があった方が親切という意見と、急かされるのが嫌だから連絡がない方が良いという意見に分かれそうですね。
アフターも、その他諸々良くない
物入れが全然違う造りになっていて、指摘したところ、これも使いやすいですよと…
https://minhyo.jp/sekisuihouse?sort=high#review-pre-areaの口コミより
これがいいから頼んだのに、使いやすいとか関係ないです。多額の費用を出しているのに結局直してもらえませんでした。
夏暑く、冬が寒すぎて、高気密高断熱ではなくて、ホントに断熱材入ってる?と思う程です。
入居時から下駄箱の底の板がたわんでいて、物を入れたら落ちそうだったので、直して欲しいと再三頼んでも、また連絡しますの繰り返しで、建ててから7年経っているのに、待てど暮らせど直しに来てくれません。
良い人には良いかもしれませんが、あまりの対応の悪さに信用を失ったので、次に家を建てるような事がある時には、積水では建てたくないです。

積水ハウスは気密性・断熱性は正直強くないと思います。
昔に比べると窓や断熱材の性能は良くなっているようですが、気密断熱性能を求めるなら一条工務店の方が合う気がします。
設備については、とにかく細かい部分まで、確定前にしつこくチェックしました。積水ハウスだけではなく、他社でも同じことが言えそうです。
積水ハウスはこんな人におすすめ
積水ハウスは、一言で言うとこんな人におすすめです。
性能は中の上くらいの、デザイン性の高い家に住みたい
ここで言う性能とは、先ほどの口コミにもあった気密性・断熱性のことです。
設備や建具の質は良いと思います。
以下のような人には、積水ハウスが向いていると思います。
- 間取りに強いこだわりがある
- デザイン性の高いお家を建てたい
- 細かい部分までこだわりたい
- 現在戸建て住まいで不満があり、より良い戸建てを建てたい
- 自然な雰囲気が好き
積水ハウスとセキスイハイムを比較
我が家はかなり場所を絞って土地を探していました。
そこで悩んだのがセキスイハイム。
名前が似ていることから、関連会社だと思った方も少なくないはず。
同じ「積水(セキスイ)」と言う名前の由来は、「積水化学工業」と言う会社から生まれた会社のためだそうです。
2社の違いについて、セキスイハイム東海のページで以下のように書かれています。
積水化学という母体は同じですが、成り立ちが全く違う両社となるので、「住宅建築」に対する考え方は全く異なります。
https://www.816t.jp/buying-guide/heim_or_house/
軸組工法で比較的自由な現場施工で家を作っていく積水ハウスに対して、工場で家の大半を作るセキスイハイム。
基礎も布基礎を採用する積水ハウスに対して、ベタ基礎のセキスイハイム。
HEMSや太陽光発電+蓄電池などのスマートハウスで効率化やなるべく電気を使わない暮らしを提案するセキスイハイムに対し、素材の質感やデザインを追求する積水ハウス。
この文章からざっくり言えることは、セキスイハイムは機能性重視、積水ハウスはデザイン重視であることでしょうか。
確かに、各社の契約前打ち合わせを振り返ると、セキスイハイムの担当者の方が太陽光や蓄電池の知識が豊富でした。積水ハウスは、その点全く詳しくなく、遅れています。
太陽光や蓄電池に強いこだわりがある方や、反対に全く詳しくないけど自分で調べるのが苦手、と言う方はセキスイハイムの方が良いかもしれません。

うちはデザインも機能も妥協できなかったので、積水ハウスですが太陽光も蓄電池も採用しました(笑)夫がかなり詳しいので、担当の方に教えている様子でした。
積水ハウス打ち合わせに関するよくある質問
積水ハウスの打ち合わせに関するよくある質問をまとめました。
打ち合わせ回数は?
冒頭で紹介した通り、我が家は12回(外構除く)でした。
外構も含めると、15回くらいでしょうか。
打ち合わせの時の食事はどうする?
我が家の打ち合わせの時間帯は、主に2パターン。
- 15〜17時
- 10〜12時

1歳と2歳の子連れでの打ち合わせでした。
お昼寝を終えた時間か、機嫌が良い午前中のどちらかでした。
夕方までの打ち合わせの場合、夕飯は基本外食でした。
午前中の打ち合わせでは、大人は打ち合わせ後に自宅でテイクアウトしたものを食べていました。
問題は、子供の昼食時間が重なること。
(我が家は11時過ぎに食べます)
午前中の打ち合わせでは、簡単なお弁当を作って持参していました。
子連れの打ち合わせでは、時間関係なくおやつは必須!
我が家はバナナ、みかん、お菓子などを毎回持って行きました。
おもちゃは、支店にあったものをお借りしていましたよ。
土日限定で託児所がありましたが、3歳以上が利用OKだったので我が家は2人ともNG。
特別に打ち合わせのお部屋に大型遊具やおもちゃをたくさん入れてもらいました。
担当の方も1人多く入れてもらって、子供の遊び相手にもなってもらって感謝です。
設計士ってどんな人?
積水ハウスでは、チーフアーキテクトと言う他社にはない制度があります。
我が家がある県には、チーフアーキテクトの方が4名いらっしゃるそうです。
担当いただいた方は男性の方で、とても気さくな方でしたよ。
こだわりが強く、ハキハキした印象の方でした。

どうしても人同士なので、合う合わないがあるそうですが、我が家にはピッタリ!
営業の方が相性を見て判断しているで、腕の見せ所らしいです(笑)
まとめ
積水ハウスで注文住宅を建てる場合の、間取り設備打ち合わせの大まかな流れについて解説しました。
今後、積水ハウスでお家を建てる予定の方の参考になれば幸いです。
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